浴室の出入り口として普及してきた「折れ戸」。
開けた時に省スペースで済むので、使い勝手の良い商品です。
ところで、浴室の折れ戸を長い間日常的に使っていると、
・部品が壊れて折れ戸の動きが悪くなった、上手く閉まらない
・扉のパネルが割れてしまった
・扉本体のアルミ部分が腐ってきて、バラバラになりそう
・・・などの症状が出てきて、お困りではありませんか?
そこで以前と同じように、折れ戸をスムーズに使えるようにする方法をご紹介します。
この方法では、約半日で浴室の折戸を交換でき、壁を壊すような大掛かりな工事は必要ありません。
それでは、早速ご説明します。
浴室折れ戸を吊っている枠と言えば、たて2本、上下2本の部材をビスで組み立てた、四角の形をしたものでした。
ところが、「アタッチメント工法」専用の枠は、もともと部材が分かれたままで、4本の部材をそれぞれ別々に取付できる簡単な構造になっています。
「アタッチメント工法」専用の枠は、今までの折れ戸枠内にスッポリ納まるサイズなので、追加の化粧部材が要りません。
仕上げは防水処理(シーリング処理)のみのシンプルな工法のため、短時間で工事が完了できるのです。
従来、浴室折れ戸のリフォーム工事では、折れ戸枠ごと取り替えする場合には周りの壁面を壊してしまう必要があるため、その後の補修工事が大変でした。
また、ユニットバスの折れ戸の場合は、構造上今までの折れ戸枠を撤去できないため、その交換は難しいものでした。
しかし、浴室折れ戸の「アタッチメント工法」なら、今までの折れ戸枠を残したまま、その内側に新しい枠を取り付けできます。
壁面の補修工事は不要で、ユニットバスの折れ戸でもリフォーム工事が可能なのです。
「アタッチメント工法」専用の折れ戸枠は、非常にコンパクトなサイズなので、取り付け後の出入り口広さは以前とあまり変わらないのもリフォーム向けの商品と言えます。
3.1:今までの上下枠をフラットにする(下地調整)
浴室折れ戸の上下枠は、ドア枠と違って、折れ戸本体の戸車が通るように上枠に溝があったり、下枠にレールが出ている場合があります。
そのままの状態では、新しい上下枠が取付できないので、取付面がフラットになるよう上枠の溝部分にアルミ部材でフタをしたり、下枠のレールをカットして、下地を調整します。
3.2:新しい枠部材を仮置きして、垂直・水平を調整する(レベル調整)
下地ができた今までの折れ戸枠の内側に、新しい折れ戸枠を養生テープを使って仮置きして、枠の垂直(たて方向と奥行方向)・水平(横方向)が真っ直ぐになるように調整します。
この調整をきちんとしておかないと、折れ戸本体を吊り込んだ時にスムーズに動かなくなる恐れがあります。
3.3:新しい折れ戸枠部材を取付し、しっかり防水処理を施す(シーリング処理)。
レベル調整をした位置に合わせて折れ戸枠を専用ビスで固定し、浴室側・脱衣場側両方とも、入念に防水処理を行ないます。
水まわりですので、「防カビ剤」の入ったシリコンシーラントを使用しています。
写真はユニットバスの折れ戸を交換した事例ですが、同系色のシルバーで揃えると、見た目も違和感ない仕上がりになります。
浴室折れ戸の「アタッチメント工法」によれば、大掛かりな補修工事は不要で、サッシの取付業者のみの短期間工事で済みます。またその分工事費用を抑えることができます。
浴室の折れ戸本体のみの交換が可能な場合もありますが、今までの下レールも擦れて劣化していることが多く、枠ごとの交換をおすすめしています。
作業の流れにある通り、下地調整、レベル調整、シーリング処理といった専門的技術は不可欠で、現場の状況に合わせた工事の検討を含めて、サッシ専門の業者にお任せするのが安心かと思います。
浴室折れ戸「アタッチメント工法」取り替え施工例 |
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下地調整をした浴室折れ戸「アタッチメント工法」での取り替え→ |
いろんなメーカーの浴室折れ戸を「アタッチメント工法」で取り替え→ |
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